埼玉新聞

 

東電、原発デブリ初採取を中断 福島県「人為的、初歩的ミス」

  •  東京電力福島第1原発の2号機=2月

     東京電力福島第1原発の2号機=2月

  •  デブリ取り出し装置に接続する「押し込みパイプ」。左端にある本来の1本目が誤った順番で並べられていた=22日(東京電力提供)

     デブリ取り出し装置に接続する「押し込みパイプ」。左端にある本来の1本目が誤った順番で並べられていた=22日(東京電力提供)

  •  東京電力福島第1原発の2号機=2月
  •  デブリ取り出し装置に接続する「押し込みパイプ」。左端にある本来の1本目が誤った順番で並べられていた=22日(東京電力提供)

 東京電力は22日、福島第1原発2号機で溶融核燃料(デブリ)の取り出しに向けた準備作業を開始したが、約1時間半で中断した。回収装置を押し込むパイプの取り付け順を間違えていたという。作業再開の時期は未定。廃炉の最難関とされ、2011年3月の事故後初めてのデブリ採取は、スタートラインの手前でつまずいた。

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