埼玉新聞

 

驚き…窒息死の女性、首絞められたか 窓や玄関は鍵が開いていた 買い物する女性に最後接客した店員衝撃

  • 事件のあったアパート=8日午後0時15分ごろ、熊谷市見晴町

 熊谷市のアパート一室で住人の女性の遺体が見つかった殺人事件で、熊谷署捜査本部は8日、死亡した職業不詳の女性(27)の首に圧迫されたような痕があったことを明らかにした。6日に遺体が発見された際、玄関の鍵が掛かっていなかったことも判明。県警は、何者かが女性の自宅で首を絞めて殺害した後、遺体を放置して逃走したとみて調べる。

 捜査本部によると、女性の死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死。知人男性が6日正午ごろ、アパートを訪れて遺体を発見した際、玄関の鍵は開いていた。その後の県警の調べで、窓が施錠されていなかったことも確認された。室内に一見して荒らされたような形跡はないという。

 女性は3日午前2時ごろ、近くのコンビニエンスストアで買い物をする様子が防犯カメラに写っており、同日午後には知人と連絡を取っていたという。その後に自宅で殺害されたとみられる。

 県警は、周辺の防犯カメラの映像を精査するなどして逃走した者の足取りを追跡するとともに、女性の交友関係や生活実態を詳しく調べている。

■近距離で2度も

 女性が3日に訪れたとされるコンビニオーナーの男性(64)によると、女性は1人で来店して食料品を購入。店員らはあまり見掛けない人だったと話しており、事件を知って驚いているという。

 周辺では、ちょうど6年前の9月にも外国人の男による殺人事件が発生していた。オーナーの男性は、「こんなに近い場所で殺人事件が2度も起こるなんて」と、びっくりした様子で話した。

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