埼玉新聞

 

パリパラリンピックの車いすラグビーに出場 島川選手の壮行会、所沢市役所で開催 島川選手からタックル受ける体験などで交流 市長「レジェンド、みんなで応援」

  • 壮行会で小野塚勝俊所沢市長(中央)にタックルをする島川慎一選手(右)=21日、所沢市役所

    壮行会で小野塚勝俊所沢市長(中央)にタックルをする島川慎一選手(右)=21日、所沢市役所

  • 壮行会で小野塚勝俊所沢市長(中央)にタックルをする島川慎一選手(右)=21日、所沢市役所

 パリパラリンピックの車いすラグビーに出場する所沢市の島川慎一選手(49)=バークレイズ証券所属=の壮行会が21日、同市役所で開かれた。島川選手は「25年やってきた集大成的な大会になると思う。しっかり金メダルを取って所沢に戻ってくる」と意気込んだ。

 車いすラグビーは1チーム4人の男女混合競技。バスケットボールと同じ大きさのコートでボールを運び、敵陣のトライラインに達すると得点になる。島川選手は1999年に競技を始め、2004年のアテネパラリンピックから6大会連続の出場。

 壮行会では質疑応答や車いすに乗って島川選手のタックルを受ける体験で市民と交流し、応援メッセージが寄せ書きされた日の丸などの記念品が贈られた。島川選手は「タックルの衝撃や激しさが一番見てほしいところ。ルールを知れば知るほど面白い競技なのでぜひ見てほしい」と呼びかけ。「前回、前々回は銅メダルで悔しい思いをした。ここで終わるわけにはいかない」と準決勝で敗れたリオ、東京大会の雪辱を誓った。

 小野塚勝俊市長は「レジェンド中のレジェンドで、所沢市民であることが誇り。みんなで応援している」と激励した。

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