23日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が方向感を欠く展開となった。朝方は外国為替市場の円安ドル高進行を支えに、前日終値から一時100円超上昇した。その後は前日の米国株下落が重荷となり、平均株価は下落に転じる場面も目立った。
午前終値は前日終値比93円57銭安の3万8117円44銭。東証株価指数(TOPIX)は3・90ポイント安の2667・50。
朝方は円安による業績改善期待が高まった輸出関連を中心に幅広い銘柄が買われた。一方、前日の米国市場でハイテク株が下落したことを受け、東京市場でも半導体関連株には売り注文が出た。