環境省中部地方環境事務所は23日、能登半島地震で発生した石川県内の災害廃棄物の一部を福井、岐阜、愛知、三重の4県で受け入れると発表した。石川県の要請を踏まえた対応。開始時期は未定で、2026年3月まで受け入れるとしている。
同事務所によると、対象となるのは石川県珠洲市と輪島市で家屋を解体した際に発生した木くずなどの可燃ごみ。金沢市で集積した後、大型車両などで各県に運ぶ。4県の施設で1日最大191トンを処理できるという。
能登半島地震の災害廃棄物を巡っては、東京都や北陸電力が受け入れる方針を示している。