大阪府は、ホテルや旅館の宿泊者に課す「宿泊税」を引き上げる方向で調整に入った。現行の1人1泊当たり100~300円から200~500円とする内容で、2017年の導入以降、引き上げは初めて。早ければ2025年4月に開幕する大阪・関西万博の会期中に適用したい考えだ。府が23日、明らかにした。
現行制度は宿泊料金1泊7千円以上が対象で、1万5千円未満は100円、2万円未満は200円、2万円以上は300円をそれぞれ課税。府によると22日に有識者会議があり、対象を5千円以上に拡大し、1万5千円未満は200円、2万円未満は400円、2万円以上は500円に引き上げる案を確認した。