加須市内の複数の飲食店などに用心棒料を要求したとして、県公安委員会は23日までに、加須市鴻茎の指定暴力団六代目山口組傘下組織の無職の組長(58)に暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
県警組織犯罪対策(組対)1課によると、組長は昨年12月下旬ごろ、加須市内のクリーニング店や飲食店の経営者に正月飾りを購入するよう求め、代金として約1万円を要求した。
加須署長が今年5月28日、中止命令を発出。県公安委員会は今後も同様の行為を繰り返す恐れがあるとして、再発防止命令を出した。組長は事実を認め「すみません。もうしません」と話しているという。