埼玉新聞

 

走塁ルール改正も偉業に追い風 けん制の制限にベース拡大

  •  米大リーグ、レイズ戦の4回、今季40盗塁目となる二盗を決めるドジャース・大谷翔平=23日、ロサンゼルス(共同)

     米大リーグ、レイズ戦の4回、今季40盗塁目となる二盗を決めるドジャース・大谷翔平=23日、ロサンゼルス(共同)

  •  米大リーグ、レイズ戦の4回、今季40盗塁目となる二盗を決めるドジャース・大谷翔平=23日、ロサンゼルス(共同)

 昨季から走塁に関連するルールが改正されたことも、ドジャースの大谷の偉業達成に追い風となった。投手のけん制数が制限され、走者はスタートを切りやすくなった。さらに、ベースの1辺は約7・6センチ拡大。走塁の距離が短くなり、スライディングでは内野手のタッチをよけやすい利点が生まれた。

 データを重んじる近年の野球では「盗塁はリスクが高い戦術」とされ減少傾向にあったが、ルール変更に伴い、大リーグ全体でも2023年から大幅に増加した。22年の2486から、3503に急増。今季も既にリーグの盗塁数は2800を超えて、3千を上回るのは確実だ。

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