自民党の石破茂元幹事長が総裁選への出馬を正式表明した24日、普段は人けのない鳥取県八頭町の神社境内は100人を超える支持者の熱気に満ちた。雑踏で土ぼこりが起き「今回こそ総理に」「地方を盛り上げて」と、待ち焦がれた初の地元出身首相誕生を期待する声が上がった。
八頭町は石破氏の出生地。地方創生をアピールするため、地元の古びた神社を会見場所に選んだ。炎天下の会場に足を運んだ同町の農業竹田貢さん(77)は「昔は祭りでにぎわっていたが、静かになってしまった。石破さんにはぜひ首相になって、過疎地に人が増えるようにしてほしい」と話した。