【パリ共同】フランス南部モンペリエ近郊のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)前で24日、車2台が放火され、うちガスボンベが積載されていた1台が爆発した。現場に駆けつけた警察官1人が負傷。検察がテロ容疑で捜査を開始した。フランスメディアが伝えた。
アタル首相はX(旧ツイッター)で「同胞であるユダヤ人が標的にされた」と非難。捜査当局が容疑者の行方を追っている。ダルマナン内相は全国の警察にシナゴーグの警備強化を要請した。
2023年10月7日のイスラム組織ハマスのイスラエル奇襲後、欧州最大のユダヤ人コミュニティーを抱えるフランスでは反ユダヤ的な行為が急増している。