戦後80年を来年に控え、鹿児島県鹿屋市は市内の戦跡を小中学生や高校生に見て学んでもらい、地元の歴史を観光客らに説明する「子ども平和学習ガイド」を育てるプロジェクトを開始した。25日の地元史料館の見学や座学を含め、複数の研修を受けた後、来年2月の「認定テスト」を経てガイドとして活動する。
25日の研修では、市内で平和学習ガイドを務める迫睦子さん(77)が座学の講師となり、終戦後に米進駐軍が上陸したことを示す金浜海岸の碑など、市内に残る戦跡を紹介。戦中は鹿屋市の基地からも多くの人が特攻隊員として出撃したと説明した。その後、鹿屋航空基地史料館(同市)を見学した。