全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は26日、都道府県と政令市、中核市に義務付けられている包括外部監査の2023年度の内容を評価した「通信簿」を発表した。富山市や那覇市、岐阜県、愛知県の4自治体を「優秀賞」に選んだ。最も優れた監査に与える「オンブズマン大賞」は該当なしとした。
富山市は監査で、公共施設使用料の見直し状況を詳しく調べており、市が進める改革に役立つと評価した。那覇市は公文書管理の在り方をテーマにした点が新しく、監査人が現場を調査してわかりやすく報告書にまとめたと評した。
岐阜県は子どもに関する補助金を対象とし、分析が精緻などと指摘した。