【イスラマバード共同】パキスタン南西部バルチスタン州で25日夜から26日未明にかけ、武装集団によるバスの襲撃や治安部隊との銃撃が相次ぎ、計39人が死亡した。地元メディアが26日報じた。バルチスタン州の分離独立を求める反政府武装組織「バルチ解放軍」(BLA)が複数の作戦を実行したと主張した。
同州ムサケルでは武装集団が幹線道路を封鎖しバスやトラックなどを停車させ、バス乗客ら計23人を殺害。複数の車両に放火した。現場は同州と中部パンジャブ州を結ぶ道路で、武装集団は乗客らの身分証明書を確認し、主にパンジャブ州出身者を銃撃したという。