【北京共同】中国メディアの第一財経は26日、米IBMが中国での研究開発拠点を閉鎖する方針だと報じた。現地従業員千人以上の雇用に影響が出る見通しだという。閉鎖の詳しい理由は不明。
米中間ではハイテクを巡る対立が深まっており、米企業による事業の見直しが続いている。5月には米マイクロソフト(MS)が中国で勤務する人工知能(AI)関連事業などの従業員700~800人に国外転勤を求めたと報じられた。
第一財経によると、IBMは1984年に中国市場に進出。現地では民間企業だけでなく、金融やエネルギー分野などの大手国有企業を顧客に抱えているという。