埼玉新聞

 

関越道上里SAで上里産梨と和梨ソフト販売 埼玉・上里の梨園が協力のスイーツ、期間限定で採れたての梨も

  • 相川梨園産の梨をトッピングしたソフトクリーム「上里産梨と和梨ソフト」(西武レクリエーション提供)

 西武レクリエーションは関越自動車道上里サービスエリア(SA)下り線(上里町)で16日から、同町の梨農園「相川梨園」が協力のスイーツ「上里産梨と和梨ソフト」(税込み530円)を販売する。収穫して間もない梨も期間限定で扱う。SAの利用者に地域産品をPRし、消費拡大につなげる。11月17日まで。

 「上里産梨と和梨ソフト」は大手ソフトクリームメーカーの日世(大阪府)製で、国産の梨を使った和梨ソフトクリームに、カットした同園の梨をトッピングする。トッピングするナシの品種は「豊水」から始め、旬や収穫の時期に合わせ「あきづき」「南水」などに変更する予定。

 同園の採れたての梨も販売する。これから旬となる「新高」、収穫量は少ないが糖度が高い「甘太」などを扱う。価格は2個入り500円台での販売を想定。

 連携は県北部の上里町や神川町など同SA周辺が梨の生産が盛んであることをPRするほか、同地域に梨生産者としての就農希望者を見いだすことも狙っている。同園の相川崇樹代表は「今年は春の低温の影響で収穫量は例年より少ないが、質が良い物もある。西武グループと連携して県北部が梨の産地であることをPRしたい」と話している。

 相川梨園は100年以上の歴史がある生産者で、近年は15品種程度を栽培する。12月までの期間限定で、地方新聞社などが運営する全国各地の名産品を販売するECサイト「47CLUB(よんななクラブ)」に出店している。

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