<新型コロナ>高校教諭や生徒ら複数感染、調査中…埼玉513人感染4人死亡、職場も相次ぐ また学級閉鎖
埼玉県などは15日、新型コロナウイルスに感染していた50~80代の男性4人が死亡、新たに513人の感染を確認したと発表した。11日連続千人以下となり、21日連続で前週同一曜日を下回った。新規感染者の内訳は県発表が332人、さいたま市102人、川口市41人、川越市12人、越谷市26人。
変異株感染者は9月6~12日の1週間で2225人。いずれもデルタ株に感染しているとみられ、ゲノム解析を進める。変異株PCR検査実施率は54・5%で、陽性率は92・6%(前週93・0%)だった。
これまでに確認された感染者は11万1863人(チャーター便帰国者含む)、死者は961人(15日午後6時現在)。
15日夜時点の重症者は110人、感染者の入院は1108人、宿泊療養638人、自宅療養3379人。退院・療養終了は10万4435人。
県によると、県管轄では50~80代の男性3人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後分を含む未就学児~90代の男女372人。県内建設会社では同じ寮に住む外国籍の20~40代男性12人が感染した。県内児童施設では未就学児2人が感染し計6人となり、県内製造工場では外国籍の20代女性5人が感染した。会食では10~30代男女4人が感染。ワクチン2回接種済みでは10~80代男女28人が感染した。東部地区の県立学校では児童生徒1人が感染し、17日まで学級閉鎖とした。
さいたま市によると、市内医療機関に入院していた70代男性が11日に死亡した。市内の死者は138人。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女102人。クラスター(感染者集団)関連では、緑区の介護老人保健施設で入所者1人が感染して計27人となった。市内高校の教諭1人と生徒3人、別の市内高校の生徒4人の感染が分かり、調査を進めている。
川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女41人。また、市こども部の40代の女性職員が陽性と分かった。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~50代の男女12人。越谷市によると、感染が判明したのは10~80代の男女26人。