埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉でファイザーワクチンに異物混入 ふじみ野と川越の医療機関 白い浮遊物、予約に影響は

  • ファイザー製ワクチンに白い浮遊物

 川越市とふじみ野市の医療機関で、米ファイザー製のワクチン1本から異物が見つかった。

■川越市、異物混入ワクチンと同じロット番号

 川越市は15日、新型コロナウイルスワクチンを接種していた市内の医療機関で、米ファイザー製のワクチン1本から白い浮遊物が見つかったと発表した。

 既に異物の混入が確認されているファイザー製ワクチンと同じロット番号だった。12日に見つかった。希釈後、瓶の中に浮遊物が数個浮いていた。浮遊物が見つかったワクチンは使用せず、発見後の当日は別のロット番号のワクチンを使用した。健康被害が生じたという報告はないという。

■ふじみ野市、ファイザー社に分析依頼

 ふじみ野市は15日、新型コロナウイルスのワクチン接種を行っている市内の医療機関で、米ファイザー社製ワクチン1本から異物が見つかったと発表した。異物が混入したワクチンは接種には使用していない。

 市によると、14日に医療機関でワクチンを希釈したところ、白い浮遊物が混入していることに気付いた。ファイザー社に異物の分析を依頼している。同一ロットのほかのワクチンには異物混入は認められず、今後の予約に影響はない。

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