埼玉新聞

 

浸水被害が減少 大雨で100戸以上が床上浸水するような被害は10年以上なく 埼玉・川口市 下水管の改良や地下の雨水貯留施設を整備 まち自体に巨大な調節池機能を

  • 昨年3月に供用開始となった東川口貯留管内部。直径4・65メートル、長さ418メートルの巨大な管は7100立方メートルの貯留能力を持ち、JR東川口駅周辺の高架下浸水対策として整備された(川口市上下水道局下水道建設課提供)

    昨年3月に供用開始となった東川口貯留管内部。直径4・65メートル、長さ418メートルの巨大な管は7100立方メートルの貯留能力を持ち、JR東川口駅周辺の高架下浸水対策として整備された(川口市上下水道局下水道建設課提供)

  • 昨年3月に供用開始となった東川口貯留管内部。直径4・65メートル、長さ418メートルの巨大な管は7100立方メートルの貯留能力を持ち、JR東川口駅周辺の高架下浸水対策として整備された(川口市上下水道局下水道建設課提供)

 川口市の浸水被害がここ数年、減少傾向にある。大雨により、市内100戸以上が床上浸水するような甚大な被害はここ10年以上出ていない。下水管に雨水をより多く貯留できるよう管を広げると同時に、局所対策として地下の雨水貯留施設を整備。まち自体に巨大な調節池機能を持たせている。市上下水道局下水道建設課担当者は「目に見えない取り組みだが、確実に実になっている」としている。

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