埼玉新聞

 

セブン店員に説得された客、買い物を諦め、店員の言う通り通報すると…詐欺被害寸前だった 店員の直感的中

  • 詐欺被害を防止 新座署、セブン店員に感謝状

 特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、新座署は、新座市栄1丁目のコンビニエンスストア「セブンイレブン新座栄1丁目店」のパート従業員矢口麻実さん(43)に感謝状を贈呈した。

 同署などによると、7月16日午後10時ごろ、同店に来店した新座市の70代の男性がレジでギフトカードの購入を申し出た。応対した矢口さんが購入理由を尋ねたところ「パソコンがウイルスでやられて、外国人と電話で会話している」などと話した。特殊詐欺を直感した矢口さんは警察に相談するように説得。購入を諦めた男性は帰宅後、110番通報したため、被害を未然に防止できた。

 同署から感謝状を授与された矢口さんは「男性が購入の仕方が分からなかった様子だったので声をかけ、雑談の中でピンときたんです。購入せずに交番に行くように説得しました。今後も店舗で働いている時に『おかしい』と思ったら、必ず声を掛けていきたい」と話していた。

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