熊本県天草市の「轟の滝」周辺で川遊びをした高校生ら120人超が嘔吐や下痢などの症状を訴えている問題で、県は27日、滝一帯の水や一部患者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。「一連の問題とノロウイルスの関連性は疑われるが、原因断定には至っていない」と説明し、検査結果を引き続き分析する方針。
県によると、同様の症状を訴える人は、同日午前10時時点で124人に達した。入院した1人を除き、他の患者は全員軽症という。124人との重複は不明だが、93人が医療機関を通さず、県の保健所などに症状を申告している。