埼玉新聞

 

<熊谷6人殺害>血が付いた妻子の服…悲惨さに夫が放心状態 事件から6年 警察にも落胆「無理がある」

  • 仏壇の前で家族の遺影を見つめる男性=9月中旬、熊谷市内

 熊谷市で2015年、小学生姉妹を含む男女6人が殺害された事件は今月、発生から6年を迎えた。妻子3人を亡くした男性(48)が、県(県警)を相手取って国家賠償請求訴訟を提起してからは3年が経過。3日には当時の捜査幹部の証人尋問が行われ、初めて公の場で事件を振り返った。「本当の部分が聞けなかった。何かを隠そうとしているように感じた」。男性は3人の命日である16日を前に埼玉新聞の取材に応じ、裁判で明かされた県警の対応に改めて疑問を投げ掛けた。

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