埼玉新聞

 

【速報更新】台風10号(サンサン)  31日から1日に埼玉直撃も 予報円の中心線が山梨-埼玉-群馬に 埼玉県は防災情報メール配信「警報級の大雨に備えを」

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3(直し)

    週末に台風接近か

  • 【地図】埼玉県(周辺アリ・広域)縦横4対3(直し)

 気象庁の27日午後10時45分の発表によると、非常に強い台風10号は、奄美市の東北東約80キロの海上にあり、ほとんど停滞している。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。

 28日から29日にかけて九州南部に非常に強い勢力で接近する恐れがある。

 その後、本州を縦断する可能性が高まっており、31日から9月1日にかけて予報円の中心が山梨県、埼玉県、群馬県を通っている。予報円が大きく進路は不確実だが、仮に、台風が予報円の中心線に沿って埼玉県北西部を通過した場合、県全域が大荒れとなる恐れがある。

 台風10号の31日午後9時の予報円の中心は山梨県にあり、その時点の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル(28日午後10時45分発表時点の予報)。その後、予報円の中心は1日で埼玉県、群馬県、新潟県と移動。予報円は大きく、東寄りなら太平洋、西寄りなら日本海上を移動し、上陸しない可能性もあるが予断を許さない。

 また、台風が離れていても、温かく湿った空気の流れ込みにより、大雨、暴風や線状降水帯が発生する恐れがあり、警戒が呼びかけられている。

 埼玉県は26日、防災情報メールで台風10号への備えを県民に改めて発信した。 

■埼玉県が再度、台風10号への警戒を配信

【台風10号に備え、県民の皆様へのお願い】
台風の速度が遅くなっており、埼玉県では、今週末にかけて、非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる見込みです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

<強風・大雨になる前に>
ハザードマップを見て避難先、避難ルートを確認(自宅、親戚・知人宅等で安全が確保できる場合は避難所以外への避難も検討)。
マスク、消毒液、体温計、携帯電話予備バッテリー、懐中電灯等を準備。
物干し竿や植木鉢など風で飛ばされそうな物を固定又は家の中へ。

<雨や風が強まりだしたら>
不要不急の外出や屋外での作業は控える。
河川や崖など危険な場所には近づかない。
テレビやインターネット等により気象情報を確認。

<市町村から避難情報が発令されたら>
高齢の方など避難に時間を要する方は「警戒レベル3高齢者等避難」で避難行動開始。
その他の方は「警戒レベル4避難指示」で全員避難行動開始。
避難所への避難が危険な場合は、家の中で身を守るための最善の行動をとる。

=埼玉新聞WEB版=

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