ヤオコー、千葉の「せんどう」と資本・業務提携 相互の強みを共有、利用客の支持拡大へ
2021/09/16/00:00
関東一円で食品スーパーを展開するヤオコー(川越市)は15日までに、同業で千葉県内が地盤のせんどう(同県市原市)と資本・業務提携すると発表した。非上場のせんどうの既存株主と相対取引で株式を取得する。取得額は非開示。議決権比率は43・18%で、持ち分法適用会社となる予定。少子高齢化の進行や電子商取引の拡大など業界環境が激変する中、両者で相互の強みを共有しつつ、利用客の支持拡大につなげる。
ヤオコーは「『地域のお客さまの食生活をより豊かにしたい』という経営が目指す方向性は合致しており、資本・業務提携を行うことにした」という。株式取得後に業務提携の内容を検討する。
直近の店舗数はグループ全体で188店。千葉県には30店以上と、最多で地盤の埼玉県に次いで2番目に多く、八千代研修センター・八千代寮(千葉県八千代市)も構え、千葉県内での市場開拓を推進している。せんどうは食品スーパー24店、ドラッグストア1店を展開。2021年3月期の売上高は489億円。