政府は28日、台風10号を受け、松村祥史防災担当相をトップとする特定災害対策本部を設置した。松村氏は会合で「住んでいる地域が安全かどうかハザードマップなどを改めて確認し、少しでも危険を感じればちゅうちょせずに避難してほしい」と述べた。災害対応のため、9月1日の「防災の日」に予定していた総合防災訓練を中止する。
松村氏は、高齢者や障害者など要配慮者は特に避難に時間を要するとして早めの対応を呼びかけた。
会合では、今後の気象の見通しや府省庁の対応を巡り協議。松村氏は「自治体の首長は人命を最優先にして空振りを恐れず避難指示などを出すようお願いしたい」と強調した。