埼玉新聞

 

まさか…来店した母が不自然「息子が紛失」、数日後に再び来店「孫が学費不足」 窓口担当のJA女性職員ら、直感で通報 詐欺阻止に成功 客をよく見て、他人事と思わず対応し称賛

  • 感謝状を受けた(左から)JAさいたま鳩ケ谷支店長の井上智紀さん、大宮菜摘さん、舩木乃彩さん、吉原博文さんと武南署の藤木渉署長=26日午前、武南警察署

    感謝状を受けた(左から)JAさいたま鳩ケ谷支店長の井上智紀さん、大宮菜摘さん、舩木乃彩さん、吉原博文さんと武南署の藤木渉署長=26日午前、武南警察署

  • 感謝状を受けた(左から)JAさいたま鳩ケ谷支店長の井上智紀さん、大宮菜摘さん、舩木乃彩さん、吉原博文さんと武南署の藤木渉署長=26日午前、武南警察署

 特殊詐欺を未然に防いだとして、埼玉県警武南署は26日、川口市坂下町のJAさいたま鳩ケ谷支店(井上智紀支店長)、同支店長代理の吉原博文さん、受付係の大宮菜摘さん、信用担当係の舩木乃彩さんに感謝状を贈った。

 同署によると6月5日午前10時半ごろ、80代女性が「息子が荷物をなくし、今日100万円が必要」などと来店。また、7月25日には同じ女性が「孫の学費が足りない」などと来店、大宮さん、舩木さんらが対応していずれも話に不自然な点があったため、警察に通報し被害を防いだ。

 藤木渉署長から感謝状を手渡された井上支店長は「窓口職員がお客さまのことをよく見て、他人事と思わず冷静に対応できた。支店内の皆で情報を共有できた」と話した。
 

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