<新型コロナ>シルバーウイークは感染注意、埼玉まだ危機的状況の理由 敬老の日の感謝は電話で
2021/09/17/00:00
大野元裕知事ら首都圏1都3県知事のテレビ会議が16日行われ、祝日が続く来週の「シルバーウイーク」に向け、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛ける共同メッセージを取りまとめた。大野知事は現在の状況を「新規陽性者は少しずつ落ち着いているが、病床使用率は下がり切らず、危機的状況」と述べ、引き続き注意が必要とした。
共同メッセージでは、1都3県の新規陽性者数は減少傾向にあるが、予断を許さず、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)や、10代以下を含む幅広い世代にリスクが拡大していることなどを強調。県民、都民に外出自粛や都道府県境を越える移動の自粛、敬老の日の感謝は電話やオンラインで伝えることなどを呼び掛ける。企業には従業員の休暇取得や連続休暇の奨励、テレワークや時差出勤などを求める。
大野知事は不要不急の外出自粛や基本的感染防止策の徹底、ワクチンの接種促進の必要性を述べ、「今が本当に正念場」とし、県民らに改めての協力を呼び掛けた。