将棋の第65期王位戦7番勝負第5局は27、28の両日、神戸市で指され、先手の藤井聡太王位(22)=竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=が97手で挑戦者の渡辺明九段(40)を破って4勝1敗で防衛、5連覇を果たした。王位連続5期獲得により、棋聖位に続き自身二つ目の永世称号となる永世王位の資格を得た。永世称号を複数獲得したのは5人目で、22歳1カ月での永世二冠は史上最年少。
終局後、藤井王位は「全体的に内容が押されていた将棋が多かったので、防衛という結果は幸運もあった。今後も力をつけていかないといけないな、と思うシリーズだった」と話した。