与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームは28日、北陸新幹線の延伸区間、敦賀(福井県)―新大阪に関する決議をまとめた。駅の位置を含む詳細ルートは京都新駅の位置が異なる3案が候補となっており、年内に1案に絞り込み、2025年度末までの着工を目指す方針を示した。
決議は、安定的な財源の確保や環境影響評価(アセスメント)の着実な実施、工期短縮に努め「一日も早い全線開業に向けて前進する必要がある」と訴えた。理由として、金沢―敦賀が今年3月に開業し、沿線ににぎわいが出ていることなどを挙げた。
詳細ルート3案は、国土交通省が今月7日、与党に示した。