新座市は9月1日から1カ月間、市内の中小事業者店舗で、キャッシュレス決済を利用すると、決済金額の20％をポイント還元するキャンペーンを実施する。物価高騰対策の一環。キャッシュレス決済を普及させつつ、市内の消費活性化と事業者の経営を支援する。同様のキャンペーン実施は2022年度の2回に次いで3回目。

　ペイメントはauPAY、d払い、PayPay、楽天ペイ、楽天Edyの5業者。対象店舗は資本金5千万以上の大型店や病院、コンビニ店などを除く、市内中小企業約千店。決済1回当たりの還元率の上限は1000ポイント、期間中の1ペイメントの最大還元は5000ポイント。

　同市は国の地方創生臨時交付金を活用し、本年度約1億2千万円の予算を計上。期間中でも予算額に達した場合、キャンペーンを終了する。スマホ操作が不慣れな人を対象に9月2日～13日まで（土日を除く）の午前9時～午後5時まで、市役所1階で操作相談会を開く。

　利用可能店舗は市ホームページで閲覧できる。市産業振興課は「キャンペーンの経済効果は約5・6億円を見込んでおり、是非利用してほしい」と呼びかけている。問い合わせは、フリーダイヤル（電話0120・938・622）へ。