【パリ共同】フランス当局は28日、通信アプリ「テレグラム」の創業者で最高経営責任者(CEO)のパベル・ドゥーロフ氏(39)に対する本格的な捜査を決めた。フランスを出国しないことなどを条件に同氏を保釈した。フランスメディアなどが伝えた。
ドゥーロフ氏はテレグラムが児童虐待や麻薬密売などの犯罪の連絡手段に利用されていることを放置した疑いが持たれている。500万ユーロ(約8億円)の保釈金の支払いと週2回の警察への出頭、フランス出国禁止を条件に保釈が認められた。
ドゥーロフ氏の弁護人は「テレグラムはデジタルに関する欧州のあらゆる規則を順守している」と反論した。