埼玉新聞

 

一夜限りのライトアップ 境内や石段に風鈴や和傘、竹あかりを設置 埼玉・小鹿野の神社、幻想的な癒やしに

  • ライトアップされた和傘の石段を下りる親子=小鹿野町の小鹿神社

 小鹿野町小鹿野の小鹿神社で、一夜限りの和傘・風鈴ライトアップイベントが行われた。企画したのは町観光協会青年部「ちょこっともてなし隊(通称・ちょこもて隊)」の隊員ら。

 緊急事態宣言で外出が制限される中、地元の方に近場で楽しんでもらおうと、境内や神社入口の石段に赤、青、紫などの和傘と小鹿野高校竹あかり同好会が製作した竹あかりを設置した。

 石段の上段と下段には7月下旬からオリンピックのメダルをイメージした金銀銅(赤)の風鈴が、隊員ら手作りの風鈴棚に飾られており、共にライトアップされた。

 126個の風鈴の爽やかな音色が境内に鳴り響き、光に照らされた色とりどりの和傘と竹あかりの幻想的な風景が参拝者の心を癒やした。

 秩父市内から母親と訪れていた山下翠音ちゃん(6)は「階段の所の傘と竹の光がきれいだった」とにっこり。

 風鈴は10月末ごろまで飾られ、近年恒例となった両神山麓花の郷ダリア園のダリアを使った花ちょうずが予定されている。

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