熊谷地方気象台は30日午前6時、大雨と雷、突風に関する埼玉県気象情報を発表した。

　埼玉県では、30日夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒、低い土地の浸水に注意・警戒するよう呼びかけている。

　また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意を促した。

［気象概況］
　埼玉県では、暖かく湿った空気の流れ込みの影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。大気の非常に不安定な状態は31日にかけて続く見込み。

　また、これまでに降った雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。

［雨の実況］
降り始め（29日午前8時）から30日午前5時までの降水量（アメダスによる速報値）
　　所沢　　　　　　216.0ミリ
　　飯能　　　　　　212.5ミリ
　　鳩山　　　　　　152.0ミリ
　　さいたま市桜区　142.0ミリ

［雨の予想］
埼玉県では、31日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
30日に予想される1時間降水量は多い所で、
　　南部　　　30ミリ
　　北部　　　30ミリ
　　秩父地方　30ミリ
31日に予想される1時間降水量は多い所で、
　　南部　　　30ミリ
　　北部　　　30ミリ
　　秩父地方　30ミリ
30日6時から31日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
　　南部　　　120ミリ
　　北部　　　120ミリ
　　秩父地方　120ミリ
その後、31日午前6時から9月1日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
　　南部　　　120ミリ
　　北部　　　120ミリ
　　秩父地方　120ミリ

［防災事項］
埼玉県では、30日夕方にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒、低い土地の浸水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

=埼玉新聞WEB版=