総務省が30日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は、前月より0・2ポイント高い2・7%で、5カ月ぶりに悪化した。より良い条件を求めるなどして自発的に離職した人が前年同月比で7万人増加したのが主な要因。厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(同)は、前月を0・01ポイント上回る1・24倍で、4カ月ぶりに上昇した。
完全失業者数は前年同月比で5万人増の188万人で、4カ月連続の増加となった。「勤め先や事業の都合による離職」は25万人、「新たに求職」は46万人で、いずれも前年同月と同水準だった。