前財務省財務官で内閣官房参与の神田真人氏(59)=兵庫県出身=が、9月1日に神戸市の顧問に就任することが30日、市への取材で分かった。市は財務省での職務経験に加え、国際金融情勢に精通する神田氏の見識を市政運営に生かす。
神田氏は1987年に大蔵省(現財務省)に入った。国際局長などを経て2021年から財務官を務め、円安の進行を受けて円買いドル売りの為替介入を主導した。今年7月31日に財務官を退任し、8月1日付で内閣官房参与に起用された。
神戸市顧問は、学識経験や、市政に特別な功労があった人から市長が委嘱する。神田氏の任期は26年3月まで。