<新型コロナ>浦和学院でワクチン職域接種、こうのす共生病院など実施 モデルナ製 近隣住民も対象
2021/09/21/00:00
さいたま市緑区代山の浦和学院高校で20日、生徒や保護者らを対象とした新型コロナウイルスワクチンの職域接種が行われた。
同校の生徒600人のほか、職員、保護者、取引先、近隣の12歳以上の住民ら計1350人を対象に行われ、同校グループの医療法人社団「鴻愛会こうのす共生病院」の医師、看護師、浦和学院専門学校(桜区)の教員が問診や接種を実施した。県内高校では初の職域接種とみられるという。
同日は校舎で受け付けが行われ、その後、体育館で米モデルナ製ワクチンによる接種を実施。緑区から接種を受けに来た中学3年の女子生徒は「受験に備えて接種を受けました。コロナにかかったら怖いし、かかりたくない。痛くはなく、不安もなかった」と安心した表情で話した。
接種を主催した学校法人明星学園の高間薫常務理事法人事務局長は「学校として生徒の健康を第一に考え、命を守る行動に協力できた。夏休み期間に陽性者が増えたので、受験を控えるいい時期に接種できた」と話した。
2回目の接種は1回目を受けた人を対象に、10月31日に行われる。