国内大手5銀行は30日、9月に適用する住宅ローン金利を発表し、契約者の多くが選ぶ変動型は前月と同じ0・330~0・475%を維持した。ただ、5行とも日銀の追加利上げを踏まえ、優良企業に融資する際の優遇金利を示す短期プライムレート(短プラ)の引き上げを9月に予定。短プラを指標とする変動金利は10月からは上昇する可能性もある。
大手5行の最優遇の変動金利はそれぞれ、三井住友信託銀行が0・330%、りそな銀行が0・340%、三菱UFJ銀行が0・345%、みずほ銀行が0・375%、三井住友銀行が0・475%とした。
大手5行の10年固定の最優遇金利は、1・05~1・75%。