国土交通省が30日公表した四半期ごとの地価動向報告(7月1日時点)によると、三大都市圏と地方都市の全80地点が上昇した。前回調査(4月1日時点)で2007年の調査開始以降、初の全地点上昇を記録していたが、2回続いた。
店舗やオフィス、マンションの需要が引き続き堅調。22地点ある住宅地に限ると、9回連続で全地点が上昇した。上昇率はいずれも「0%超3%未満」だった。
商業地は58地点。上昇率が「3%以上6%未満」と比較的高いのは、東京都中央区の銀座中央、新宿区の歌舞伎町、横浜市のみなとみらい、京都市の京都駅周辺の4地点で、観光客や買い物客でにぎわう地点が目立つ。