さいたま市北区見沼の見沼田んぼの菜の花が見頃になり、訪れた人の目を楽しませている。一面に広がる黄色と青空のコントラストがすがすがしい。
西側の見晴公園の風車が風を受けて静かに回っている。建物の高さは11メートル。羽根が真上を指した時は、羽根の先端までの高さが13・6メートルになるという。風車はこの地のシンボルになっている。
風車のすぐ下を見沼代用水西縁(べり)が流れる。この時期は水量が増え、流れが速くなっている。浦和区から訪れた松原文代さん(76)は、「のどかな所。オランダ風の景色が魅力」と、菜の花や風車をカメラで撮影していた。