【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は30日、9月に予定する教皇フランシスコ(87)のアジア・オセアニア4カ国歴訪の詳細を発表した。総移動距離は3万キロ以上で2013年の就任後最長となる。高齢の教皇の健康状態を懸念する声が上がるが、専属医師と2人の看護師が同行するなど対策は「十分に講じられている」と強調した。
教皇は近年、膝の痛みからつえや車椅子が必要な状態。昨年11月にはインフルエンザにかかり、アラブ首長国連邦(UAE)で開かれた国際会議への出席を見送った。
最初の訪問国はインドネシアでジョコ大統領と会談するほか、イスラム教の代表者らと宗教間対話を図る。