東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は31日、同市で開いた後援会の会合で、11月10日告示、17日投開票の市長選に3選を目指して立候補すると表明した。同原発を巡っては地元が再稼働に同意するかどうかが焦点となっている。桜井氏はエネルギー価格の高騰などを踏まえ「再稼働には意義がある」と述べ、容認する立場を改めて示した。
会合後の取材に、再稼働の議論は「市政で最大の問題だ」と指摘し、再稼働の必要性を強調。一方、同原発7基全ての再稼働は認めないとも話した。
桜井氏は2016年の市長選で初当選し、20年に再選された。他に出馬を表明した人はいない。