<新型コロナ>保育施設でクラスター、休園する園も 埼玉で192人感染3人死亡 カラオケで男性1人感染
埼玉県などは22日、新型コロナウイルスに感染していた3人の死亡と、新たに192人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が106人、さいたま市43人、川口市11人、川越市8人、越谷市24人。
変異株感染者は9月13~19日の1週間で994人でデルタ株に感染しているとみられる。変異株PCR検査実施率は43・9%で、陽性率は91・9%(前週92・6%)だった。
これまでに確認された感染者は11万3524人(チャーター便帰国者含む)、死者は985人(22日午後7時現在)となった。
22日午後9時時点の重症者は85人、感染者の入院は807人、ホテル療養452人、自宅療養1737人。退院・療養終了は10万8792人。
県によると、50~90代の男女3人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~80代の男女114人。会食で30代女性1人、カラオケで20代男性1人が感染したとみられる。ワクチンを2回接種済みだったのは30~80代の男女13人だった。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女43人。市立中学の女子生徒3人が感染し、同校の陽性者は計11人。南区の認可外保育施設(名称非公表)でこれまでに職員2人、園児11人の計13人が感染したとして、市はクラスター(感染者集団)と認定した。17、19日に女性職員2人の陽性が分かり、拡大検査で判明した。残りの対象者59人に検査を行う予定。
川口市によると、新たに感染を確認したのは10歳未満の未就学児から80代までの男女11人。民間保育園で園児1人が感染し、22日から当分の間の休園を決めた。
川越市によると、10~40代の男女8人の感染を確認した。
越谷市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~80代の男女24人。このうち80代の男性が中等症。