熊谷地方気象台は30日、29日夜に川越市と蓮田市で発生し、被害をもたらした突風の種類について、「竜巻の可能性が高いと判断した」と発表した。強さは風速約35メートルと推定され、日本版改良藤田スケールで6段階のうち一番下のJEF0に該当するという。
同気象台は職員を気象庁機動調査班(JMA-MOT)として現地に派遣し調査を実施。突風発生時に活発な積乱雲が付近を通過中で、被害や痕跡は帯状に分布していた。被害や痕跡から推定した風向は不規則で、さまざまな方向が見られた。突風はごく短時間(約1分)で、竜巻に特徴的なゴーという音が移動したという証言が複数得られた。