埼玉新聞

 

【速報】埼玉の最新気象情報 大気の非常に不安定な状況が1日夜遅くまで続く 大雨、土砂災害の警戒は解けず 熊谷地方気象台 2日の天気予報は曇り時々晴れ さいたま市で34度の予報

  • さいたま市上空に垂れ込めた雨雲=1日午後1時30分頃

    さいたま市上空に垂れ込めた雨雲=1日午後1時30分頃

  • さいたま市上空に垂れ込めた雨雲=1日午後1時30分頃

 熊谷地方気象台は1日午前11時1分、大雨と雷及び突風に関する埼玉県気象情報を発表した。

 埼玉県では、台風10号(1日正午に熱帯低気圧に変化)周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、1日夜遅くにかけて、大気の非常に不安定な状態が続く見通し。

 これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるという。

 埼玉では2日にかけて暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続き、大雨となる所がある見込み。

 ただ、熊谷気象台1日午前11時発表の天気予報によると、埼玉県の2日の天気は「曇り時々晴れ」で、ところにより昼過ぎから雷を伴うとしているものの、当初予報よりやや早く晴れ間がみられる。

 2日は気温が上昇し、さいたま市の最高気温は34度と予想されている。

 3日は再び「曇り一時雨」と天気が崩れる予報となっている。

[雨の実況]
降り始め(8月29日午前8時)から9月1日午前10時までの降水量(アメダスによる速報値)
  所沢      305.5ミリ
  飯能      261.0ミリ
  さいたま市桜区 218.0ミリ
  越谷      183.0ミリ
  鳩山      182.0ミリ
  鴻巣      173.5ミリ
  ときがわ    166.5ミリ
  久喜      156.0ミリ

[雨の予想]
埼玉県では、1日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
1日に予想される1時間降水量は多い所で、
  南部   30ミリ
  北部   30ミリ
  秩父地方 30ミリ
1日正午から2日正午までに予想される24時間降水量は多い所で、
  南部   80ミリ
  北部   80ミリ
  秩父地方 80ミリ

[防災事項]
 埼玉県では、1日夕方にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、1日夜遅くにかけて、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

=埼玉新聞WEB版=

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