自民党総裁選(27日投開票)は、1971年の推薦人制度導入以来、過去最多の7人以上の立候補が確実な情勢となった。国会議員の支持が分散し、票を上積みする上で党員・党友票を合わせた「地方票」が鍵を握る。1回目の投票で過半数を獲得する候補者がおらず、上位2人による決選投票になる公算が大きくなっている。立候補者のうち女性が最多の3人となるかどうかも焦点だ。
これまでの最多候補者は2008年と12年の5人。出馬を表明している河野太郎デジタル相(61)は1日、インターネット番組で「それに比べると(今回は)倍ぐらいになる」と語った。