埼玉新聞

 

ご飯600食など10万円相当の食糧を寄贈、子ども食堂が社協に 社協がフードパントリーで困窮者に配布へ

  • 日高市社会福祉協議会の鈴木誠事務局長(右)に食品を贈呈したこどな食堂の中村八男代表=21日午後、日高市楡木の市総合福祉センター

 日高市高萩東で子ども食堂を運営しているこどな食堂の中村八男代表(37)は21日、市社会福祉協議会を訪れ食の支援へ活用してもらおうと食品を寄贈した。

 同食堂は今年3月から毎月第2日曜日に開催、8月までの6回分の売り上げからレトルトご飯600食とカップラーメン540食の合計約10万円相当を寄贈した。

 寄贈された食品は同社協が行っているフードパントリーを通じて、ひとり親家庭や生活困窮者など食の支援を必要とする人へ提供される。

 中村代表は「食堂で頂いた代金を日高に返すという思いでこれまでやってきた。食に困っている方々へ活用して頂ければうれいしい」と話していた。

 同社協の鈴木誠事務局長(61)によると、新型コロナウイルスが拡大している昨年から高齢者などから「仕事がなくなり困っている」などの相談が増えているという。鈴木事務局長は「食の支援を必要としている人にとってすぐに食べられる食品はありがたい。量も充実しているので利用者にも喜んでもらえる」と話していた。

 同社協が行うフードパントリーは次回は11月10日に同市高萩の高萩公民館で行われる予定。問い合わせは、同社協(電話042・985・9100)へ。

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