お笑いコンビ「タイムマシーン３号」の関太と「空気階段」の鈴木もぐら、２人の人気芸人の姿を存分に楽しめる異色の写真集「まあるいふたり」（小学館、１９８０円）が刊行された。カメラマンとしても活躍する「かが屋」の加賀翔が撮影、約１万４千枚に上る写真の中から厳選した。

　刊行記念の取材会で鈴木は「話を頂いた時から信じられない。どういうもくろみなのか」と首をひねり、関も「ゴールデンの番組に出るのは想像していたけど写真集は人生の予定になかった」と苦笑いを浮かべた。

　だが、２人の写真が先行して交流サイト（ＳＮＳ）で公開されると「癒やされた」などと話題沸騰。編集者からパンダの図鑑を渡され「こんな本にしたい」とイメージを伝えられたという加賀は「『浅草花やしき』で撮影していたら、通りがかりの小学生が『かわいい！』って言うんです。ないと思っていた需要に気付かされた」と話す。

　関は「メークもしてもらえないのに、よくぞきれいに仕上がったな」と目を細めた。帯に「何を写真集にしているんだ！！　くだらなくて良いか！！」とコメントを寄せたのはビートたけし。来年配信される北野武監督の新作映画に出演した鈴木は「写真集が先だったら、出演はなかったかも」と笑いを誘った。