【パリ共同】パリのイダルゴ市長が観光名所エッフェル塔に設置された五輪マークをパラリンピック閉幕後も残す方針を表明、賛否を呼んでいる。一部の市民が評価する一方、市長の独断に批判の声も上がり、反対の署名活動が始まった。ダチ文化相は否定的な見解を表明した。
イダルゴ氏は8月31日に報じられたフランス有力紙とのインタビューで、五輪成功の証しとしてマークを残す考えを示し「決定権は私にある。国際オリンピック委員会(IOC)の同意も得ている」と強調した。
ダチ氏は今月1日、X(旧ツイッター)で「保護された記念碑であり、大幅な変更を加える前に影響評価が必要だ」と指摘した。