熊本県は3日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の進出などに伴い、急増する外国人の受け入れ環境づくりを話し合う推進本部の初会合を開いた。ごみ出しや交通のルールが分からず住民とトラブルになる事例が報告され、全国の成功事例を参考に対策を検討していく方針を確認した。
木村敬知事は会合で「人口減少の中で、地域社会の貴重な担い手となる外国人に熊本を選び続けてもらうことが、活力を維持する上で必要不可欠だ」と強調。
TSMCの進出で沸く熊本県は2023年末時点の外国人数が過去最高の2万5589人に上り、増加率は全国トップとなった。