JR東海の丹羽俊介社長は4日、名古屋市内で定例記者会見を開いた。台風10号の接近に伴う大雨により東海道新幹線で運転取りやめや計画運休の対応を取ったことに関し「気象予報がめまぐるしく変わる中、難しい状況で計画運休を判断した。得られた情報を基に最善を尽くした」と説明した。
丹羽氏は「安全を最優先に考えた結果で、ご理解願いたい」とも話した。今回の台風では、神奈川、静岡両県の沿線の雨量計で24時間の雨量が過去最高を記録したところもあったという。
東海道新幹線は1時間当たり60ミリ以上の雨が降った場合などに運転を見合わせる決まりがあり、8月29日夜に全線で運転を取りやめた。