【ニューヨーク共同】核実験の禁止を訴える国連総会の会合が4日、国連本部で開かれ、被爆地広島出身で、米シンクタンク軍備管理協会の研究助手、倉光静都香さん(27)が「核爆発の恐怖のない世界」が必要だと訴えた。ほかの出席者からは、核軍縮が後退しているとの批判や、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を求める意見などが出た。
倉光さんは、核爆発による影響は未解明な部分が多く、核実験の被害者に対する支援が不十分だと指摘。若い世代を代表し、各国に「核実験禁止を守るためにできる全ての努力を尽くしてほしい」と求めた。